つんつる喫茶
ツンツンでもツンデレでもないツンツルです。

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2月28日 [金] 17:55
インド人の取り扱い説明書6(インド人のウソ・ホント)
引っ越しました。新サイトはこちら

日本ではメディアや無知な人がインドやインド人についてあることないこと触れ回っていますが、今回は日本人がよく勘違いしていることについて実際のところを書いてみようと思います。過去記事とかぶっている内容もあります。

・インド人は毎日カレーを食べているか?
インドのことを知らない日本人が一般に想像するようなものは食べません。そもそも日本ではカレーライスが日本料理だということが知られていません。元々はインド料理から着想を得たものかもしれませんが、そもそもインドから直接入ってきたものじゃないですし、インド料理の原型は留めていません。日本のインド料理屋では日本人に合わせて「○○のカレー」と書いてありますが。インドでは地域ごとにいろいろな料理が食べられていて、インド風のなんちゃって中華料理やピザなどもあります。香辛料を入れないと味が分からない人や食べ物の制限のある人も多く、外国料理は限られたものしか流行っていません(外国人向け高級店は除く)。

・インド人はナンをよく食べるのか?
そうでもありません。そもそもナンは北部のパンで、南部の食べ物ではありません。北部でも普通はレストランやケータリングでしか食べないもので、その理由は発酵など準備に時間がかかり、また一般家庭には焼くための窯(タンドール)がなく焼けないからです。日本のインド料理店の大きくふわふわしたナンは日本独特のものだと思います。インドのナンはもっと薄く弾力があり、最初から2つか3つくらいに切り分けて出されます(大きいのをそのまま出されてもインド式のマナーで食べるには困ります)。それにあんなにフワフワしていません。そして普段はどんな主食を食べているのかというと、北部では小麦を使った無発酵の丸い平パン(ロティ、チャパティ、パランタなど)に時々米という具合です。南部では米や小麦を原料としたものが多く、平パン(パロタなど)や薄いパンケーキ状の主食(ウタパム、アッパム、ドサイ)、米で作った麺のようなもの、それに米でできた蒸しケーキ状のイドリ、日本のがんもどきのような食感のワダなどもあります(特に南部は主食のバラエティが豊富です)。少数民族の料理やローカル料理などもありますがここでは省きます。

・インド人はボリウッド映画のように踊っているのか?
そういう人も全くいないことはありませんがあまり見かけません。いつもムスッとしている人やほぼ放心状態の人も多いです。ただ、インド人でもパンジャビという民族には嬉しくなり興奮すると踊り出す人「も」います。ちなみにボリウッド映画ではパンジャビは「興奮しやすくアホでノリのいい人たち」というステレオタイプが描かれていることがあります。しかし、パンジャビでなくとも、ミドルクラス以上の結婚式などでは大勢の人が招待され、一通りプログラムが終わると後はDJが音楽をかけてガンガン踊りまくるということもよくあります。基本的にダンスは好きなようです。

・インド人はみんなターバンを巻いているか?
ターバンを巻いているのはシーク教徒です。シーク教徒はインド人口の約2%で、その中の主に男性が巻いています。最近はシーク教徒でも洋服や普段着のときは巻かずに自由な髪型をしている人もいます。過去には誇りの象徴としてヒンドゥー教徒の男性も普通に巻いていたようで、西部のラジャスタン州では今もヒンドゥー教徒が巻いている地域があり、またヒンドゥー教式の結婚式では晴れ着の一部として新郎などが巻いています。

・インド人は優秀か?
多くのインド人は日本人から見ると優秀でも何でもなく、理数系に強いわけでもありません。平均的に言えば、実務処理の能力は日本人の方がずっと高いです。超人的頭脳をもつスーパーインド人は確かにいますが、そういう人は上澄みの中の上澄みです。日本の10倍の人口ですし、優秀な人が多く見えるのも当然です。日本などの外国に暮らすインド人が優秀に見えるのは、インドに帰っても途方に暮れるだけなので必死にやっているからという場合も多いです。それに、インドでトップクラスの大学を出ていても、それまでの学校教育では教える科目が少なく(お坊ちゃま・お嬢様向けのエリート校は除く)、物事を深く考えることもしないので、プライドや全能感だけで教養・スキルがまるでない人もゴロゴロいます。大抵そういう人は大した人生経験もなく視野も狭い井の中の蛙です。あまりにショボすぎると「理想の自分」像にすがる以外に精神状態を保つ方法がないのかもしれませんが。また外国企業ではインドの取引先や子会社、インド人社員などに泣かされている企業もありますが、とあるインド人CEOによれば、「一流の人材のいるインド企業を見極めることが重要」だそうです。そりゃそうだと思います。ちゃんとした会社はちゃんとしていますし、ちゃんとした個人もちゃんとしているので(確認済み)、そういう相手を選んだ方がいいです。つんつるの場合、メールや電話の英語が変なインド企業は相手にしません。英語の下手な社員(掃除夫・お茶入れを除く)がいるインド企業はなぜか軒並みダメダメだからです(つぶれないのが不思議・・・)。一流の人材をもつ外国企業が一流の人材をもつインド企業を相手にする分にはいいですが、そうでない場合はヒットポイントが低下するので足を突っ込まないことをおすすめします。

・インド人はITに強いのか?
ITに本当に強い人はインド国内には少ない傾向があります。インドには大量の自称エンジニアがいますが、能力のある人はすぐに国外に流出してしまいます。流出せずインドに残っている人というのは要するにそういうことです。インド議会のテレビ中継で答弁していたある議員は「インドでは高等教育でITを学んだ卒業生の4割は雇えないレベル」と危惧していました。家庭でのパソコンの普及率もまだまだ高いとは言えず、学校や大学、会社でしかパソコンが使えない人も多いです。パソコンを買っても、それを使うためのインフラが十分整っているとは言えません。日頃からコンピュータに慣れ親しんでいる人とは当然知識や能力に大きな差があります。また、インド人がITに強いと言われるのは頭脳がとりわけ優秀だからではなく、単に「プログラムはバグがあることを前提として何度も修正しながら作られるので、最初からミスのないものを作る必要があまりないから」です。日本ではエンジニアというと高度な訓練を積んだ人が案外少ないため、「流出」してきた外国人エンジニアが優秀に見えることがありますが、「IT大国インド」の実情とはこんなものです。また、インドのIT人材流出を引き起こしたシリコンバレーでも、インド人エンジニアは「安い人件費の割には質がいい」と思われている程度で、景気が悪くなってからは大量リストラに遭い多くが帰国したと聞きます。個々人を見れば優秀な人もいますが。

・インド人は哲学的か?
そういう人もいますが、ごくごく一部にすぎません。外国人の中にはインド人に精神性や哲学を期待する人もいますが、多くのインド人は思考を放棄しているようなところがあり、会話していても他人の物まねのようで内容が薄っぺらい印象があります。それは哲学的なことを口にするインド人であってもです。インド人の多くは抽象的思考にはあまり強くありません。

・インド人は嘘つきか?
息をするように嘘をつくとも言われますが、たしかにそういう人もかなり多いです。彼らはその場のことしか見えていないので、言うこともその場しのぎです。彼らの言うことは話半分に聞くのが吉です。そうでない真面目な人もいますが。

・インド人は語学に堪能か?
そういう人もいますが全体的にはそうとも言えません。教養のない層が1言語しか話せないことなんてザラですし、2〜3言語話せる人でもインドの言語は系統が近く似ているものも多いので、話せる言語のチョイスによっては必ずしもその人の言語能力の高さの証明にはなりません。日本ではインド人は英語が上手と言われ、インド人自身も「英語ができる」ことが自慢ですが、中途半端な人が多いです。英語のできる人は下手な英米人よりもできる反面(厳密な意味での英語かどうかはさておき)、それ以外の自称「英語のできる人」は紋切り型の片言フレーズに気取った言い回しや難しい単語をちりばめて悦に入っているだけです。日本人で英語の中途半端な人はそれが見抜けません。また、若者層では2、3の言語を話せると自称しておきながら、どれもまともに話せず混ぜて使っているケースが増えています。読み書きも微妙です。語学って根気がいるので、本気で取り組めない人は大体中途半端になってしまいます。というか、少しは教養もないと語学ができてもそこまで出番がありません。教養の低い層では唯一話せる言語の能力すら低い場合が割とあります(ただしこれはインドに限らずどこの国でもそういう傾向があります)。

・インド人のメンタリティは宗教の教えによるものか?
よくインド人の大らかな(だらしない)メンタリティを説明するのに輪廻転生を引き合いに出す日本人がいますが、それは因果関係の不明な薄っぺらい分析だと思います。普通のインド人はその時点の自分視点で全てを認識・判断する傾向があり、来世やその次の人生やカルマのようなそんな長いスパンのことまで深く考えることは苦手でしょう。輪廻転生よりももっともらしい説として、例えば農村社会からサービス社会への急激な移行で規律や複雑な思考の習慣が生まれなかったことなどが挙げられます。対社会的なしがらみも彼らのメンタリティ形成の要因になっていると思います。また、人間関係の駆け引きに躍起になる性格はインド社会の中の序列や、不安の大きい社会で生存のため自己主張し他人を蹴落として自分や身内を守ろうとする風土が出来上がっていたことが関係あるでしょう。それからインドで何かやろうと思っても人やインフラの状態が原因でなかなか計画通りには進まないことが分かっているため、しょうがないので気楽に構えている部分もあります。そして、抜きにできないのが、濃密な人間関係の中で形成される相互依存による甘えです。インドの親は老後に自分の面倒を見てもらう相手がいなくなることを恐れており、子供が離れて行かないよう自立できないように育てます(1週間後の計画は立てられないのにはるか先の老後の計画は立てられる不思議)。自立できない親の育てた自立できない子供が成長して自立できない親になり、また自立できない子供を育てるという仕組みになっています。もう1つの大きな要因は、自分も周りも皆そんな人ばかりなので、自分の置かれた状況に疑問をもつ人が少ないことです。最近はテレビなどで他の国の情報が入ってきて、もしかしたらインドは何かがおかしいのではないかと思い始める人も出てきました。ちなみに日本人は自分たちはきちんとしていると思っていますが、だらしない人も多いです。

・カーストが違うと結婚できないのか?
はい。2人で盛り上がっていても普通は反対にあい、結婚させてもらえません。田舎は特にそうです(というかインドで田舎じゃない所って意外と少ない気が・・・。国自体が田舎というか・・・)。駆け落ちしてお寺か役所で儀式なり手続きなりをすれば別ですが。でも都市部では以前ほどうるさく言われなくなってきました。大体、自分のカーストを知らない・明かさない人もいますし。

・インド人との結婚でインド人側の家族から反対されるのはカーストのせいか?
これは相手側の社会階層、教養レベル、地域などによるのではっきりとは言えませんが、反対される場合、単なる差別だろうというケースも多いです。インド人は人に順位付けをするのが好きですし、教養がなく無邪気に差別する人も多いです。また、中流程度以上のインド人の親は自分の子供を「自分たちの選んだ、自分たちと同じコミュニティのインド人」とお見合い結婚させプライドを満たす傾向があります。なぜ外国人では駄目かというと、彼らの間では「世界中で一番優れているのは自分たちのコミュニティのインド人で、外国人は道徳観念において堕落している」とまことしやかに信じられているからです。ちなみに、家に迎え入れて「再教育」できる外国人嫁より、自分たちの大事な娘を連れて行って「堕落」させる外国人婿の方が反対に遭いやすい傾向があるようです。

ただし、インド人でも社会的地位のかなり低い層では、少なくともアジア人に対しては必ずしも差別的とは言えないようです。まあいずれにせよ、インドでは子供は割と親の言いなりなので、彼氏・彼女がいても「好きだけどママを傷つけることはできないからあなたはポイ」というケースも多いです。中には自由な結婚に対してオープンな親もいることにはいますが。いずれにせよ、「普通の」インド人とどうしても結婚したい場合、相手の親に気に入られることが最も有利にはたらきます。また、つんつるの知っている例では親戚がうるさく口を出してきたりしているため、できれば彼らも押さえておいた方がいいです。相手の一族の社会階層や洗練度が下がるほど親戚がうるさいようです。それから、結婚がうまくいっても結婚生活がうまくいくとは限りませんので悪しからず。

・インド人との恋愛と性愛
上に書いたように、相手のお見合い結婚が決まるとポイ捨てされる可能性があります。また、さらっと人種差別する人も多いので黄色人や黒人は相手にされない可能性があります。黄色人種のインド人もいるので彼らと交際するという手もありますが。色白な人はインド人からちやほやされます。性愛事情ですが、インドでは大人が恥ずかしがるせいで性教育が行き渡っていないので(性教育反対運動まであります)、あそこがどこかも分からず穴があったら入りたいという男性もごろごろいるようです。自分本位で技能が未熟な男性が多いという話も聞きます。しかし、お年頃のアーリア系やドラヴィダ系の男性は非常に元気で繁殖力が強い傾向にあり、女性は大変かもしれません。

・インド人の彼・彼女を信じてもいいのか?
よく質問サイトなどでこういう質問をする日本人がいますが、これは微妙な問題です。特に男性は金目当てや遊び目的の人、ビザ目当ての人、奥さんのいる人もゴロゴロいます。真剣に物事に取り組むのが苦手な人や真剣にやるつもりのない人と真剣な交際ができるかどうかという話です。それに職業が「ヒモ」という人もいます。恋愛中は良くても結婚したら豹変する人もいます(これは日本人でも同じ)。かと思えば中には真面目な人と出会ってその人と上手くいっている人もいます。スペックの高いインド人の方がリスクが少ないとの見方もありますが、それも場合によりけりです。それに日本人の多くがエリートだと思っている層のインド人は実際にはそこまでエリートとは限りません。普通の人は正真正銘のエリートとはなかなか接点がありませんし、自分の属さないコミュニティの事情というのは分かるようで分からないことも多いものです。また高スペックのインド人(の親)はよほど焦っていない限り高スペックの相手(インド人)を探しているのが一般的です。もしつんつるが日本人からインド人の恋愛・結婚について相談されたら、カップルの組み合わせにもよりますが、「後悔したくないならやめとけ」とアドバイスします。しかし、自分がそれなりに全うな人間なら、ろくでもない人がゴロゴロいる国でもマシな相手に出会うことは可能だと思いますし、おかしな相手を引き寄せるということはその人にもどこか甘いところがあるんじゃないでしょうか。

・インド人は皆ヨガをやっているのか?
さすがにそれはないです。腕も伸び縮みしません。ヨガをやってる人はいますが、インド人じゃなくてもやってますよね。

・インドは安全か?
安全なところでは比較的安全です。でも人の多い場所などではスリや強盗、レイプ犯などに気をつけた方がいいです。性的に抑圧されたインド男たちは「外国人女性は性的に開放的で自分とセックスしたがっていて、自分たちの社会の人間でないので後腐れがない」という妄想を抱いていたりして、外国人女性に痴漢したりつきまとったり、果てはレイプしてしまう人もいます。また、買い物したりサービスを利用したりする時ぼったくられないよう注意が必要です。日本人は普段あまり主張しないのでビビらず反撃した方がいいです。ちなみに、インドのレイプ事件の大多数は肉親によるもので、街で面識のない暴漢に襲われるケースは全体のごく一部です。それから、祭りなどを見に行くときは興奮した群衆に気をつけましょう。押されて転んで怪我をしたり、群衆の下敷きになったりする可能性があります。他には、観光地などで密売ドラッグを買い、密売人から報奨金目当てに警察にタレ込まれて逮捕される人もいるので、調子に乗って弾けすぎないよう注意しましょう。

・インドの飲食物は衛生的か?
通称「地球の迷い方」を読んで、現地のインド人でもお腹を壊すような店で飲食すれば、体調も悪くなって当然です。不衛生なイメージの強いインドの飲食物ですが、日本人が食べてもお腹を壊さないものもあります。滞在日程を楽しみたければ少し値段が高くてもちゃんとした店に行きましょう。繁盛している店でよく売れるメニュー(ダールや卵など)を頼めば比較的安全です。グラスの水や食器が食中毒の原因になることがあるので気をつけましょう。ヨーグルトやラッシーは食中毒対策になります。


「インド人の取扱説明書」の他の記事を見る
3月3日 14:22
Moto
つんつるさま

インド人の取扱説明書、楽しく読ませていただいています。私もかの国に仕事でずっと縁があるのですが、つんつるさんのご指摘に同意、同意です。中国と比べていいことばかりを取り上げ、「これからはインドだ!」と簡単に言う人の多い今の日本にあって、ずっと違和感を感じ続けております。
 これからもぜひ冷静な分析をご披露ください。

あと、一点気になるところがあるのでひとつ。
インド人の取扱説明書4:例えばヒンディー語など幾つかのインド言語では、「今日」と「昨日」を同じ単語で表します。

ヒンディー語の例から察するに、上記は「明日」と「昨日」ではないでしょうか?(「明後日」と「一昨日」もそうですが)
3月5日 00:33
つんつる
Motoさま
間違えてコメント欄がオープンのままになってましたが内容の間違いをご指摘頂けてラッキーでした。有難うございます。たしかに「kal」は「今日」と「昨日」ではなく「明日」と「昨日」ですね。早速直しておきました。

人間は眼前の物事を嘆いて夢見るものなのかもしれませんが、困難に直面したからといって簡単に鞍替えしてもそれが望んだ結果になるとは限りませんよね。問題を避けようとして更なる問題を呼んでいる気がしますし、皆もっと落ち着いて考えてみるべきだと思います。
3月10日 23:51
Moto
つんつるさま

お返事ありがとうございます。

おっしゃる通り、眼前の問題を避けんとし、遠く異国の地(西洋で華やかりしインド学の影響を受けてか、日本でのイメージもやたらいい。それは隣国も同じだったのでしょうが)に夢見て、隣国同様大禍が起きかねないところなのに、『誠実、勤労』の印籠をかかげ、無防備に飛び込んでいるように見えてなりません。

ともかく、この国の他のサイトではまず見られない冷静な辛口(本当は単に真実を述べておられるだけでしょうが)評価、今後もぜひ続けてください。陰ながら応援しております。
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